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以前、過去のVolume値(=ティックボリューム = ティック更新回数) をレート別に集計することで、活発にトレードが行われたレート付近を抵抗ラインとして視覚化するインジケーターのたたき台を作成したのですが、
試作のまま放置していたので、一旦仕上げてみました。
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USDJPY
EURUSD
EURGBP
ある程度効いている・・・気がするのですが、私だけでしょうか? (自作ツールだと良い結果ばかり目に入ってしまいがち)
ライン付近のレートで押し戻されている箇所が目に付きます。
FXにおけるVolumeは、純粋な取引量ではなくティック更新回数を表していることから根拠としては若干弱い気もしますが、判断材料の一つに組み込むくらいはOKじゃないかと思いました。
パラメータ
計算期間
パラメータから対象日数を指定可能としました。
過去3年分のデータを計算させるなら 365 x 3 = 1095日、 10年分なら 3650と指定すればOK。
参照する足はパラメータ指定として、日次(=日足)に限らず任意の足に紐づくボリューム値で計算可能としました。
レート幅
パラメータからpips単位で指定可能ととしました。
5 と指定すると 5pips単位でボリューム値をサマリします。
USDJPYで 5pips間隔の場合、 129.50, 129.55 , 129.60, 129.65 .... の単位でボリュームを計算します。
抵抗線の色
ボリュームの大きいライン(=強い抵抗線)ほど色が濃くなるようにしました。
ボリュームの大きさはレート幅や銘柄、期間によってもばらつくため、とある計算方法で百分率に丸めつつ、パラメータから与える係数によって微調整可能としました。
※MT5は一つのインジケーターに対して複数の色の設定が可能になっています。 MT4では該当機能が無いために複数のインジケーターを重ねて表示するなど複雑な実装が必要でしたが、簡単に実現できるようになりました。
証券会社によるVolume値の違い
開発後に気づいたのですが、XMとHFM(HotForex)それぞれでMT5を開き、volume値を画面表示したところ、部分的に大きな差がありました。
例えばUSDJPY で2つの証券会社を並べてみると
HFM(HotForex)
XM
XM社のVolumeは 2017/01 ~ 2017/08 付近だけ、異常に値が大きく表示されています。
USDJPYに限らず同社のFX銘柄は共通して該当期間のVolume値が大きく表示されていました。
該当期間においてFXトレードが極めて活発化したというような情報があったのか検索してみたものの特段見当たらないため、XM社特有の問題ではないかと思います。
XM社のMT5を使用してこのインジケーターを使用すると2017/01 ~ 2017/08 のレートが強く意識されたラインが引かれてしまうことになるのですが、
それ以外の期間においてはVolumeの大きな山が出現する箇所はだいたい同じのため、一部例外を除けば証券会社が違ってもおおよそ似たようなラインが引けるのでは、と考えます。
まとめ
抵抗ラインの算出手段は他にもいくつか存在するため、いくつかのロジックを組み合わせた抵抗ラインを生成したら信頼性が上がらないかな?と新たな疑問が浮かんだので、
他のロジックも足してみて良い結果が得られそうなら自動売買への組み込みも検討したいと思います。
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